Mt Difficulty Ascent Extreme Marathon – マウント・ディフィカルティ・アセント

DCIM101GOPROオセアニア・スカイランニング選手権第5戦、マウント・ディフィカルティ・アセント(Mount Difficulty Ascent)に出場してきました。

クイーンズタウンから車で約45分の小さな町、クロムウェル(Cromwell)近郊にあるマウント・ディフィカルティ(Mount Difficulty:標高1285m)を舞台にした距離44km、高低差3200mのスカイランニングのレースです。2016年は第3回大会、フルマラソン参加者は約50人でした。

トレイルランニングのレースには、ウルトラランニング、スカイランニング、クロスカントリーなどの種目があります。このうち、標高2000m以上または標高差1300m以上、登攀グレードⅡ、40%未満の斜度にコース設定されたレースをスカイランニングレースと呼んでいます。2003年からワールドシリーズが開催され、日本では2006年に「OSJおんたけスカイレース」が初開催されました。

マウント・ディフィカルティ(難しい山)という名前は「その昔、入植者が羊を連れて、この山を越えてクイーンズタウン方面に行こうとしたが、余りにも急峻すぎて羊たちは山を越えられず、クラウン山脈から大きく迂回をしないといけなかった。」という実話に由来するそうです。

IMG_0737山の標高は1285mと高くないのですが、カワラウ川の渓谷によって削られた断崖絶壁は40~50%の急斜面で、一歩踏み外せば命も危ないようなコース設定です。

大会本部はバノックバーン地区(Bannockburn)にあるマウント・ディフィカルティ・ワイナリー(Mount Difficulty Winery)です。大会前日の参加登録とギアチェックは普段は入ることが出来ないワイン工場で行われました。

そして、大会当日の朝。悪天候の天気予報に反して、星空の夜明け。南半球の6月中旬なので朝8時でもこんなに暗いんです。

DCIM101GOPROやっと、空が白み始めた朝8時。44kmのマラソンと21kmのハーフマラソンがスタートしました。同じ日には他にもラスティックランという周回ハーフマラソンの大会が行われています。

最初は、金の採掘鉱山跡を走ります。砂漠のような乾燥地にはえるタイムの良い匂いが風に乗って匂ってきます。

そして、日の出。ワイン用のブドウ畑が真っ赤に染まりましたが、残り40kmもあるので感慨にふける余裕は無し。

標高差250mの一つ目の丘へ。途中には放牧用のフェンスやゲート、有刺鉄線があるので、針でケガをしないように慎重に越えていきます。昨夜の説明会で「無理に跨ごうとしない」と言われておきながら、足から血を流しているランナーも。

DCIM101GOPROカワラウ川までの下りにかかります。左奥の山が標高差500mの二番目の山。

この山を登っていきます。山の上のほうに、先頭のランナーが登っているのが見えますか? 登ったあとは、途中に鎖場があるので慎重に慎重に下っていきます。この山を登って下りたら16km地点。ハーフマラソンの人たちはここからゴールに向かって一直線ですが、フルマラソンの私たちには、3つめの標高差1100mのマウント・ディフィカルティ登山が残っています。

この時点で、18kmを走り、いつもだったら大丈夫なはずの斜面も、一歩一歩、力を振り絞りながら登りました。19km地点~22km地点の頂上まで1時間45分もかかっています。

途中、野生のバラやイバラの間を抜けていくので、新品のウェアは絶対に止した方が良いです! 有刺鉄線とイバラで、ウェアに穴が空きます。

マウント・ディフィカルティ頂上。まだ、半分しか走っていないのにヘロヘロです。強い北西の風が吹いていたので、低体温症にならないように岩の陰でレイヤーを着込み、補給食を食べました。

ここからのコースは稜線沿いのダート道。稜線の反対側には、ギブストン渓谷、ネビスのバンジージャンプ、奥の方には見慣れたワカティプ盆地が見えます。

クロムウェル方面の景色も絶景です。5時間を過ぎたあたりから、疲れすぎて何かが吹っ飛びました。

頂上から31km地点までは気持ちの良いダート道を少しずつ下っていきます。が、31km地点から34km地点までの3つの登り返しは、一言、しんどいです。

DCIM101GOPROそして、最後の7.5kmはゴールに向かっての下り。ここでコースを間違えたら、本当に泣きたくなるので、テープを見落とさないように必死に走りました。

最後は、金の採掘鉱山跡を走り抜けて、ワイナリーがゴール。最終的に8時間24分かかりました。スタートから9時間近く経っていたので、他のイベントは既に終わり、完全に片付けモードになっていたのが残念。

優勝者はクリス・フォーンさんで4時間49分34秒。このコースを、5時間以内で走るなんて信じられません。もっと練習を頑張ってみようと心に決めた次第です。


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